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メイン使用のポータブル赤道儀 [撮影機材]

春が近づいて天候が安定せず星の撮影に出かけられない週末が増えてきましたので私の撮影機材の紹介をしてみます。基本的に星景写真の撮影のみなので望遠鏡等は使わず広角レンズのカメラをポータブル赤道儀に載せて長時間露出をしています。以前はスカイメモRSを主力ポタ赤としていましたが車以外の移動では3Kgという重量が重すぎるため現在はポラリエをチューニングして主力としています。

撮影にはほぼ写真のセットで出かけています。チューニングのポイントはテレスコ工作工房の雲台ベースPCB-EQ2と極軸望遠鏡TK-PPFポラリエ専用極軸望遠鏡を追加購入して使用している点です。純正のポラリエ極軸望遠鏡は極軸合わせの後にその極軸望遠鏡を取り外してカメラをセットするという非常に煩わし手順が必要なのですがこの2つのパーツを使うと回避することが可能となります。しかもTK-PPFは好評のスカイメモ極軸望遠鏡を流用しており暗視野照明装置が付いたスケールパターンの視野も10度(ポラリエ8度)と広く操作性が格段向上しています。ポラリエとスカイメモのいいとこどりで仕上げた形です。架台はマンフロットのジュニア雲台410です。

 ポラリエ前B.jpg

各種電源供給はRVAPowerの15000mAhモバイルバッテリーに一極集中させています。このバッテリーは9V・12Vも出力できるのでカメラ電源もカプラ経由の9Vで供給しています。私の使っているCanon70Dのカプラは定格電圧8V入力なのですが現在まで問題なく稼働しています。プラグは左からポラリエ電源、極軸望遠鏡暗視野照明装置、DCプラグは9Vのカメラ電源を出力しています。また寒い日にはレンズヒーターの電源をUSBハブで分岐して取っています。385gとちょっと重いのですがこの大容量バッテリーなら2日程度の遠征であれば充電不要です。ちなみに三脚へはシール型強力粘着マジックテープで貼り付けています。

モバイルバッテリB.jpg

最後にポラリエのオプションのポーラーメーターの紹介です。これは北極星が見えない場所での簡易極軸合わせツールなのですが隠れたヒット商品だと思っています。星景写真を撮影する場合、構図によっては北極星が山や建物の陰で見えない場合が多々あるのですが、水準器で水平、コンパスで方位、仰角メモリで緯度(北極星の高度)を合わせると簡易的に極軸合わせができ大変重宝しています。ここではマンフロットのジュニア雲台410の3ウェイギヤが活躍するのですが広角レンズであれば問題ない精度で極軸合わせが可能です。

 ポラリエメーターB.jpg

しばらく天気の悪い週末もありそうですので機材や画像処理の紹介をしたいと思います。お付き合いよろしくお願いします。


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Yamamoto

こんばんは、ポーラーメーターは自分も持っていてポラリエに
使っています。しかし、16mmで撮っても星が点にならず
ここ1年以上使っていません。
露出時間は3分~5分くらいですが、16mmでも結局ポーラー
メーターだと役不足で、露出時間が長すぎるのでしょうか?
by Yamamoto (2016-06-25 17:24) 

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